映画「自転車泥棒」を観た

2019年08月04日

映画「自転車泥棒」を観た。


1948年作、イタリア映画。ネオレアリズモの代表作として認知されている作品。


監督は、「ひまわり」(1970年)などのヴィットリオ・デ・シーカ


第二次大戦後失業者があふれるイタリアで、やっと見つかった市役所の仕事。自転車が必要だったため、家のシーツを質に入れて、自転車を質から取り戻すことに成功した。


家族は大喜びをし、勤務初日に意気揚々と働いていたのだが、その自転車が盗まれてしまい…という話。


今の映画と比べると単調に見えるかもしれないが、庶民の暮らしをドキュメンタリーチックに描き出した、切なさあふれる名作である。


現代日本の貧困とも相通じる庶民生活の苦しさを感傷を排して描き出すことに成功している。


90分ほどの上映時間なので、機会があれば観てはいかがだろうか。

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